2011年10月30日日曜日

第4回PMRG雑感

10月29-30日の2日間にわたり第4回麻酔科痛みを語る会が開催されました。 初回から比べると参加者も参加施設もずいぶん増えて痛みの研究と言ってもいろいろなアプローチのものが発表され、密度の濃い2日間でした。 特別講演では慈恵医大神経生理の加藤総夫先生にご講演いただきました。情動としての痛みをテーマに、扁桃体が痛覚受容にいかに重要な役割を果たしているかということを圧倒的なデーターをベースにお話しいただきました。末梢神経や脊髄を主戦場としている人にとって中枢神経の話題は不慣れなところがあり、できあがった論文を抄読してもすんなり理解できないところがあるように思います。今回の講演でようやく理解できたという人も多いことでしょう。 会そのものはクローズドな形態を維持することが世話人会で確認されました。そのような趣旨ですので、研究のテーマを決めたけど、この先どこにたどり着くか分からない・・というような話題がもっとたくさん提示されることを期待します。

2011年10月18日火曜日

PMRG2011最終プログラム

最終プログラムを掲載します。
10月29日(土)
開会の辞
新潟大学麻酔科 河野達郎
一般演題 (討論含め25分)13:10~15:00
1. 「ラット後肢ホルマリンテストによる疼痛刺激は脳波変化の推移によって観察できる」
大阪大学麻酔科 酒井規広、中井國博、中江文、真下節
2. 「神経障害性疼痛時の脊髄におけるアセチルコリンの役割」 
群馬大学麻酔科 木村雅文、小幡英章
3. 「神経障害性痛覚過敏の行動評価と神経ステロイドの役割」
高知大学麻酔科蘇生科1、徳島大学歯科麻酔科2 河野崇1、Chi Haidong1、江口覚2、横山正尚1
4. 「脊髄刺激鎮痛法の作用機序(第2報) −下行性抑制系の関与−」
横浜市立大学麻酔科1、神経解剖学2 小林綾子1、田澤利治1、佐伯健輔2、中橋勇典1、紙谷義孝2
休憩 15:00~15:20
一般演題 15:20~17:00 
5. 「パクリタキセルによる末梢神経障害と神経成長因子の関与」
横浜市立大学麻酔科1、神経解剖学2 中橋勇典1、佐伯健輔2、紙谷義孝2
6. 「冷刺激受容体TRPA1」
九州大学麻酔科 辛島裕士
7. 「痛みへの共感を脳波(γ振動でとらえる)」
九州大学麻酔科 本山嘉正
8. 「Regulation of transmitter release from small nociceptive primary afferents」
獨協医科大学麻酔科学教室 高薄敏史
休憩 17:00~17:30
特別講演 17:30~18:30 
座長 新潟大学麻酔科 河野達郎
「なぜ生物にとって痛みは苦痛なのか?」 
東京慈恵会医科大学 神経生理学研究室 教授 加藤総夫
製品紹介「経皮吸収製剤の最近の話題」久光製薬
終了後 情報交換会を行います
10月30日(日)
一般演題  9:00~10:20
9. 「神経因性疼痛に対するGDNFの鎮痛機序」
兵庫医科大学第二解剖 福岡哲男
10. 「脊髄内酸素代謝がつくる微小環境の神経因性疼痛成立・維持への関与の可能性」
京都大学麻酔科 広田喜一
11. 「脱抑制によるアロディニアのメカニズム」
群馬大学麻酔科 高澤知規
休憩 10:20~10:40 
一般演題 10:40~12:00
12.「マウスにおけるレミフェンタニルの鎮痛効果 -オピオイド耐性の形成について-」
新潟大学麻酔科  石井秀明、河野達郎
13. 「知覚神経における転写因子C/EBP-betaの発現」
京都府立医科大学麻酔科    佐々木美佳、天谷文昌
14. 「クロニジンクリームの鎮痛効果と止痒効果」
東京大学麻酔科    関山裕詩、花岡一雄、山田芳嗣